ゆにまがを捨てる

職場の天井工事だとかで,半月ほど別の部屋に一切合財が移ることになった.一時的に使わせてもらうことになった机は元々他人のスペースなので,引出しなどは使えず,スペース的には史上最狭.

これまで机の下に溜め込んで来た UNIX MAGAZINE のバックナンバー十数年分も,さすがに置場が確保できなくなった.

そもそも物を捨てられない性格なのに加え,このバックナンバーの大半はわざわざ譲って頂いたものという経緯もあり,これまではどうしても処分できずに配置換えのたびに何とかスペースを作って保管してきた.しかし,昨年発売されたバックナンバー DVD [2007-09-06] を購入した時点で,いつかは捨てるかなあということを現実問題として考えるようになっていった.

そして今回,物理的に置き場所がなくなったことでようやく決心がついた(遅.捨てよう!



というわけでとうとうえいやっと処分してしまった.しめて百数十冊.せっかく譲って頂いたのに本当に申し訳ないですが,捨てられるまでの 3 年間,時々引っ張りだして眺めたりして,心の平安になっておりました.ありがとうございました.

unimaga



ちなみに,一番古い号 (1995 年 10 月号) と休刊号 (2006 年 3 月号) だけはどうしても捨てられず,手元に残すことにした.これだけは大事にします.





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VMware Server でゲスト OS から無線 LAN が使えるようになった

最近,貯金をはたいて Let's note CF-W7 を買い,VMware も思い切って Server にしてみた.以前,VMware Workstation 3.x を使っていた時は無線 LAN が使えず散々苦労した [2006-03-07] [2006-03-18] [2006-03-25] [2006-04-05] のだが,4.x から無線 LAN に bridge 接続できるようになったと聞いている.そしてそれはもちろん Server にも継承されている.というわけで早速試してみた.



あらかじめホスト OS の無線 LAN の設定を完了し,接続した状態で VMware Server をインストール.

VMware のネットワーク設定は,Virtual Network Editor から一元的に行えるようになっている (メニューから [Host]-[Vertual Network Settings...],または Windows スタートボタンから [すべてのプログラム]-[VMware]-[VMware Server]-[Manage Virtual Networks]).

ここの Host Virtual Network Mapping で,bridge 接続に使う NIC を選ぶことができる.有線 NIC に加えて堂々と無線 LAN アダプタが表示されているので,ああ正式にサポートされたんだなと感動する.

しかしここで無線 LAN アダプタを選ぶよりも,むしろ Bridged to automatically chosen adapter を選ぶことをお勧めする.これはホスト OS が有線で接続していれば有線,無線なら無線をゲストでも使うというもので,要するに現時点で利用できる接続方法を勝手に選んで接続してくれるというものだ.



あとは,ゲスト OS のネットワークを適切に設定すればよい.ちなみに以前の記事 [2006-03-17]


ゲスト OS 側で無線 LAN の設定をする必要がありそう.
と書いたのだが,少なくとも今回に限って言えばこれは誤解で,ゲスト OS からは普通のネットワークと同じように見える (lnc0 が使えている).

これであっさりとネットワークにつながった.ぶちぶちと切れることもない.ありがたい.



さらに,一つ荒っぽい実験を行ってみた.無線 LAN 経由でゲスト OS がネットワークに接続している時に,おもむろに無線 LAN を切り有線 LAN をつないでみる (ちなみに Let's note には,有線ケーブルを挿すと自動的に無線 LAN を切るツールがオプションで付属しており,今回はこれを使っている).無線から有線に切り替えると,自動的に VMwareNIC を切り替え,接続がそのまま維持されたのだ! 驚くべきことに,切り替え前後で SSH コネクションがまったく切れなかった.これは素晴らしい.



…しかし,ここに至って問題が見つかってしまった.無線 LAN 越しだと NFS mount ができない場合があるようなのだ.

ReadyNAS NV+ の中身を NFS mount したいのだが,有線 LAN 越しでは問題ないのに,無線越しだと Permission denied と怒られる.ちなみに他社の NAS の場合はどちらも問題なく mount できたので,ReadyNAS 特有の問題かも知れない (今のところ UDP のみしか対応していないし).困った.まあいざとなれば mount_smbfs 使うかな.



なお,無線 LAN の設定をする前に VMware をインストールした場合,なぜかうまく行かなかった.インストール前に無線 LAN を使える状態にしておくことをお勧めします.




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w3m + Digest 認証

w3m で Digest 認証のページを見ようとすると,400 Bad Request が返ることがある.



特に,ディレクトリ末尾のスラッシュを抜かしてアクセスするとはねられる (例えば http://www.example.com/dir のような URL).また,認証後に別のページに移動しようとするとはねられたりする.

Apache サーバ側の設定のせいかとも思ったのだが,mod_dir も組み込まれているし,telnet で直接つないでみるとちゃんと 301 Moved Permanently が返る (当初,telnet で手動 Digest 認証をやろうとして,チャレンジ応対の煩雑さに挫折.以下のページの Perl スクリプトを使わせて頂いた.素晴らしい!).

というわけで,どうもページ遷移やリダイレクトがある場合に w3m が古い nonce 値を使ってしまうとかそういうことかなあと思い,ぐぐってみたところ,バグだったようでパッチが出ていた.早速パッチを当ててみた.一部,ちゃんと当たらないので手で当てる.見事に症状が収まった.



Digest 認証といえば,IE6 でクエリが解釈されず Bad Equest が返るバグ,というのにも今回遭遇した.これは逆に Apache 側でバッドノウハウ的対処法があるようだ.