PowerPoint あれこれ

PowerPointとつまらないプレゼンを無関係にするには?

PowerPoint を講演の字幕として使う試み.相当タイピングにたけてないとストレス溜りそうだが,やれたら面白いだろうなと思う.そういえば,などでも,たった 3 人の打合せにプロジェクタ持ち出して,議論が終わった時には企画書が完成していたそうだ.つまり,「1.自由に編集可能な」「2.文章や図を」「3.共有しながら」議論,のもつ効用だろう.2 は従来の紙メモ取り技術で,これがあるだけでも自分の頭の整理にはなるが,電子テキストが 1 のより柔軟な logging を可能にした.プロジェクタがもたらしたのが 3 である.従来のホワイトボードは 2+3 だが,書いては消しのスタイルで,結局はボードの内容をノートにとって整理する必要があった.


と思ったら,すでに IPA 未踏でやっている人がいるんだね.eXtreme Meeting というらしい.

上記の CNET のコラムでは,ほかに PowerPoint をドローツールやアイディアプロセッサとして使う例が載っているが,これは周囲でもよく見掛けるし,PowerPoint は使い方次第でどんどん面白くなると思う (UI が使いにくいというのはおいといて).Microsoft が最近 OneNote を出したのも,そういう方向を狙っているんだろうな.


ちなみにこの CNET コラムの著者は,まだ修士課程の学生さんでありながら興味深い問題提起をいろいろ投げかけて来る (先日のタイピング音の話もそう).特に共感したのがこれ.superuser というか,Unix 端末からログインして仕事しつつ,ネットワークの維持活動に協力したり,相互扶助で便利なツールやサービスを提供しあったり,といったスタイルは,個人 PC の普及でなくなりつつある.研究室もそうだし,ECC も恐らくそうだろう.WWW 上のコミュニティは発展しているけど,研究室 LAN,大学 LAN の存在意義はもうほとんどなくなりつつあるのかも.