論文テンプレート

たつをの ChangeLog さんより.


型にはまった論文の書き方を教えることが
重要だと思った。穴埋めしき論文テンプレート、みたいな。論文をアウト
プットするための必要事項を意識していれば、後で困らないかと。
同意.

実際,論文ってかなり「型」のようなものが決まっている.もちろん分野で違いはあるけど,それぞれの分野にそれぞれの型がある.研究内容がどんなに優れていても,ここがダメだとよい評価は得られない.

しかも,論文の構成 (序論→(略)→結論とか) だとか体裁とかそういうわかりやすい事以外に,何か暗黙知みたいなのがあって,どうにも言語化しづらい.普通こーいうことは書かんでしょとか,これを書いとかないとだめでしょとか,そういったことなんだけど.この際自分のことはおいといて(ぉ,若い人にどうやったらわかってもらえるんだろう.世間の皆様はどういう工夫をしているんでしょうか.

ミーティングのレジュメをわりとしっかり書いて来てもらって口頭で添削,みたいなことをしばらくやったこともあったけど,やっぱりミーティングのレジュメと論文は違うわけで,芳しくなかった.

自分が論文とかを書き始めた当時は,幸いにも周囲に根気良く丁寧に添削してくれる人達がいて,原型をとどめないまでに直されたりを何度も経験して,だんだん会得していったように思う.あとは他人の論文を一定量読んでパターン抽出かな.やっぱり,指導する側される側双方に相当な根気が必要で,それでもなお,もっとしっかりとやるべきなんだと思う.「論文の書き方」がわかってないうちは,論文というものは得体の知れない大変なもの (しかも理由も分からず全文書き直されてしまうもの) という印象をもってしまい,足が遠のいてしまう.だけど道理がわかってくれば,何が必要十分なのかも研究初期の段階で見えてきて,最小努力でどんどん論文を量産できるようになる (はず).なーんて妄想.