オリンパス「シンクロリアリティシステム」

オリンパスの「見えているものに関連する情報を重畳表示」する技術で,要は augmented reality, mixed reality の一種なのだが,彼らがこだわるのは「MRが環境側にセンサーその他を要求するのに対し、シンクロリアリティ技術ではカメラで撮るだけですむ。」という点.撮像側で一切をやってしまおうということだ.もちろん,「カメラ画像を自己位置推定のセンサーとして使っている」.マーカは「既知の意匠など」を使うという.手軽なのはいいけど,認識率はどうなんだろう.アプリケーション例は,素直に面白いと思う.

今さら「シンクロリアリティ」とか銘打つほどの目新しいものではないけど,この手の話は今までなかなか実用まで来なかった.カメラ付携帯というインフラが普及した今こそ,各社もっと出して来てもよいと思うんだけど.特にキヤノンさん.何のための MR 研究所だったのか?