VMware と無線 LAN (その 3: 無理矢理 NFS)

というわけで [2006-03-18],無線 LAN の続きである.



無線 LAN を使うために NAT にしたわけだが,なんで NAT にすると NFS mount できなくなるかをまだ説明してなかったっけ.まあこんなエントリちゃんと読んでる人がいるとも思えないけど,一応書いておくと,一般に NFS では 1024 番以降のポート (非特権ポート) を通した接続はセキュリティ上許可されない.なので,最近の NFS クライアントは 1024 未満のポートを使って接続するように設定されている.しかし NAT はこれをめちゃめちゃなポート番号に変換してしまうのだ.

でもまあ回避策はあって,NFS サーバのほうで非特権ポートからの接続を許可すればよい.これは /etc/exports で insecure オプションを指定すること実現できる.とりあえず自分の使っているクライアントに限り,insecure オプションを指定して exportfs -ra することで,mount できるようになった.ただしデフォルトでは非常に不安定でしょっちゅう固まるので,r=1024 と w=1024 を指定して mount する必要がある.



これでとりあえず mount はできるようになったが,ごくたまに何かの拍子に I/O がうんともすんとも言わなくなってしまうことがあったりするので,あまり快適ではない.やっぱりやめるかも知れない.というかそれ以前に,無線 LAN が遅いのでけっこうストレス溜るんだよな.




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