最近は学校で筆記体を習わないらしい

最近の若い人 (〜 20 代) の多くは英語の筆記体を書けないらしい.読めない人もけっこういるようだ.いつの間にか指導要領からはずされているようで,教育業界では十数年も前から話題になっていたらしいんだけど,知らなかったです orz.読み書きできて当り前だと思っていた世間知らずな自分はちょっとショック.

自分の教育課程の学習指導要領は昭和 52 年のやつだったんだけど,筆記体は習うことになっていた (「次の言語材料を用いて行わせる」).それが,平成元年の学習指導要領から「ふさわしいものを適宜用いて」になり,平成 10 年からは「生徒の学習負担に配慮し筆記体を指導することもできること」になってしまった.ここまで言われると指導する気も失せるわなwww自分の出た中高では指導要領にしたがってか,先生も生徒もみんな筆記体を使ってた.そのせいで大学入試も,大学入学後の一般教養の英語も,当り前のように筆記体で書いてきた.最近は,他人に見せる英語はブロック体で書くことも多いけど,ちょっとしたメモ書きは筆記体とブロック体の混合物になってしまう.速いし.



でも,欧米でもう筆記体なんて使ってないのは事実だし,若い人にきどっていると思われかねないし orz,そもそも読めない人がいる以上は,あまり使わないほうがよいのかもと思った次第.まあ知っていて損はないと思うけど,もはや日本語の草書みたいなものなんだろうな.



あ,三角関数筆記体と絡めて覚える例のやり方は,もう使えないってことか.他にも数学で多少弊害が出てるようだ.今の学生さんは,「l」「i」「j」「q」とかもブロック体で書いてるんだろうか.