TeX 入稿をめぐる誤解と PDF/X-1a

奥村先生による「TeX 入稿についての誤解」.

そしてそれに対して印刷の現場の方による「『TeX入稿についての誤解』についての誤解」.自分は Word 入稿しかしたことないけど(ぉ,PostScript や PDF は意外と印刷屋さんに嫌がられてしまうものなんですね.知らなかった.



で,PDF/X-1a であればまあまあ安心らしいんだけど (完璧ではない),この PDF/X-1a というのを良く知らなかったので,調べてみたところ,印刷用文書の ISO 規格らしい.PDF ファイルが PDF/X-1a 準拠かどうかは,Acrobat 6.0 の「プリフライト」機能によって調べることができる (Adobe Reader にはないようだ).また,最近の Adobe 製品 (Distiller,Illustrator 等) であれば,以下の設定によって準拠させることができるらしいのだが…,なんでこんなに面倒な手続を踏まないとできないんですかね.一発変換ボタンとかあるとよいんだが….そもそも,デフォルトでは SWOP という米国の印刷基準準拠になってしまうらしい.日本語版なのに.そういえば Distiller ってデフォルトでレターサイズの書類を作っちゃうよな.日本語版なのに.



なお,Adobe 以外の PDF 作成ツールや,一昔前の Adobe 製品の場合,PDF/X-1a 準拠 PDF が作れるかどうかは不明.PDF を入稿する機会があるなら,Distiller 6.0 は必需品のようだ….未だに 5.0 で凌いでたけど(ぉ,いい加減古すぎかな.