休止状態からの復帰に異様に時間が掛かっていたのは Firefox のせいだった

長らく Let's note W2 をモバイル PC として愛用している.いつも電源を落とす代わりに休止状態を使っていたんだけど,いつからか休止状態からの復帰に異様に時間が掛かるようになった.



Windows を再開しています...」というプログレスバーまでは順調だ.その後,ログイン画面が出るまでに 10 分くらい掛かる.場合によっては 20 分くらい掛かる時もある.HDD へのアクセス自体がなんだか非常に疎になっている.ログイン画面が出ても反応が異様に鈍く,やっとログインしてもマウスポインタの動きさえカクカクしていて使い物にならない.ログアウトもできないので強制終了することもよくあった.ちなみに普通に起動させると全く問題はない.



明らかにおかしい,どこか壊れている,と思いたいところなんだが,この PC,なんと空気を読むのだ.職場や出張先でのプレゼン直前なんかにこれが起こったら目も当てられないはずだが,そういう時にこの症状が出たことは 1 度もない.それなのに,この PC でちょっとネットサーフィンしようとか,そういう不純な (?) 動機で PC を復帰させようとすると,8 割方この症状が出る.主人と違って空気読み過ぎ.



でまあ,そんなわけで実害はないので(笑),ほったらかしにしてたんだけど,ふと思い立ってぐぐってみたら,まさに同じ症状がマイクロソフトのサポートページに載っていた.


この問題は、システム メモリが少なくなると発生します。
むむ,メモリ不足だったのか! あまり思い当たる筋はなかったんだけど,とりあえず一番メモリを喰う Firefox が怪しいかなと当たりをつけてみる.すると,もじら組フォーラムに載ってた! やっぱり Firefox を立ち上げたまま休止状態にすると,メモリリークのバグのために復帰に異様に時間が掛かるとのこと.というわけで Firefox を閉じて何度か休止状態からの復帰を試みたところ,例の症状はまったく出なくなった.当初はハードの不具合を疑っていたので,問題なかったのは非常に嬉しい.空気読んでたように思えたのも,単に出先のプレゼン準備時はブラウザ立ち上げてなかったからだったのか….それ以降,休止状態の前には Session Saver で Firefox のセッションを毎回保存してから Firefox を終了させるようにしている.なんかもう休止状態にする意味もないような気もして来たが….