ReadyNAS NV+ を導入してみた

なんか最近エントリのタイトルがマンネリ化していますが.まあいいや.



そろそろ NAS も買い時かなということで,Infrant の ReadyNAS NV+ という NAS を買ってみた.

選定条件は以下の 3 点.
  • NFS をしゃべること.(必須!)
  • 机の上に置ける程度の大きさであること.ラックマウントとか却下.
  • 1TB くらいの容量はあることが望ましい.RAID だとさらにうれしい.
UNIX/Linux から NFS mount して使うのが第一目的なのだが,NFS 対応の NAS は驚くほど少ない.この条件で絞っただけで,メジャーなメーカの製品はほとんど脱落.



現時点で自分が調べた範囲で,NFS 対応の NAS 候補は以下の通りだった.Logitec は容量が最大でも 400GB と小さかったので却下.Promise はウェブサイトの日本語に一抹の不安を覚えたので却下.あと玄箱を買って後から NFS 対応にするという手もあったけど,とりあえず面倒そうなので却下.Lacie と Infrant でかなり迷ったが,最終的に Infrant に決定.

決め手はサポートが充実しまくっていること.日本語のマニュアルはもちろん,Wiki,フォーラム等の情報の量と質は他社を圧倒している.ネット上での評判もよいようだ.あ,あとぷらっとホームで扱っていたこともありがたかった.



というわけで,最上位機種である NV+ 本体と日立 GST の Deskstar 500GB ×4 を併せて注文.5 日ほどで納品.思った以上に小さくて軽い! 狭い机の上でも楽に置けた.



電源を入れるとまず DHCP サーバを探し始める.うちのネットワークは DHCP を提供してないが,そういう場合はしばらくたってから適当な IP アドレスが割り振られる (本体 LCD で確認可能).この待ち時間はけっこう長いので,セットアップがなかなか NAS を認識できなくても気長に待つしかない.



アカウントを作成し,ホームディレクトリを早速 NFS mount しようとしたが,なぜかできない.よくよく調べたら,なんとホームディレクトリは CIFS と AFP アクセスのみで,NFS マウントはできないようになっていた…orz…ひでえ.よく調べりゃ良かった.これじゃ何もできないじゃないか.と落ち込みかけたが,「ホームディレクトリ」でなく「共有ディレクトリ」なら難なくマウントできる.なので,「共有ディレクトリ」を新規作成してマウントして使うことにした.共有といっても,NFS も CIFS もホストベースやアカウントベースできめ細かなアクセス制限ができるのが幸い.



あと,100 より小さい GID が reserved になっているのがちょっと厄介だったけど,これはまあいいや.



SSH は一瞬ログインできて uname が出るんだけど,すぐに切断される.しかしフォーラムを見た感じでは SSH 対応の要望は非常に多く,実際に検討もしてくれているようなので今後に期待.そんなわけで,数日使ってみていますが,音も非常に静かだし (つーか手元の DELL がうるさすぎるだけか?),かなり良さげです.Infrant のフォーラムを見るといろいろな hack が載っているようなので,今度見てみよう.