横着するために

高林さんの「読解いやな法則」シリーズけっこう好き.特に今回は耳が痛い.


怠惰なプログラマは、面倒な作業を目の当たりにすると「横着をするための労力を惜しんではいけない」の思考回路が作動して、作業の手間を省くべくプログラムを書き始めます。これは一見、純粋な動機のように思えます。



ところが、その背後には現実逃避の欲求が潜んでいることが多いようです。内心では手作業で片付けた方が早いとわかっていても、「横着するための労力を惜しんではいけない」と口実をつけて、これ幸いとプログラミングにいそしんでいるというわけです。



さらに悪いことに、元々やろうとしていた作業はどうでもよくなって、プログラムを書いてあれこれ試行錯誤することの方が目的になるという「手段の目的化」現象も逃避活動に拍車をかけます。この場合、作業は何も進んでいない上に、気づくと時間ばかりが経過していた、という結果に終わるのが典型的なパターンです。
よく私の現実逃避の成果を見た人は「ひまなんですか?」と言いますが,実際は忙しいからこその結果なわけですね.ああ反省.



そういやつい最近の「ドラゴン桜」(漫画のほう)に「東大生は究極の面倒くさがり屋で,面倒を少しでも軽減するためならなんでも模索する」というような話があった.なんか似てる.