教員免許更新制で「ペーパーティーチャー」はどうなる

教育 3 法の改正で「教員免許の有効期限を 10 年とし,講習を受けないと更新されない」というニュースを聞いて,うげ,と思った.高校の教員免許を持っているからだ.取得しただけで別に教職にはついていないいわゆる「ペーパーティーチャー」なわけだけど,この先いつ職を失うかわからないご時世 (いや,マジでいつニートになってもおかしくない状況なんすよ),教員免許は最後の手段だ.それが勝手に切れるとは.講習と言ったって運転免許みたいに数時間で終わるのならいいけど,仕事を休んで長期受講しないといけなかったりしそうな悪寒.

とか思ってたら,文科省が考えを固めたというニュース.読んでみると,予想していた以上にひどい状況であることがわかった.まとめると,
  • 教職に就いていない人の免許は取得後 10 年で「自動失効」する.デフォルトでは更新手続を行っても更新できず,「回復講習」を受けて「再授与を申請」しないといけない (うわ,ひでえ.授与申請ってさらって書いてるけど,あれすごく大変なんですよ.)
  • さすがにそれは可哀想なので,「都道府県教委が通常作っている教員候補者リストに載っている人」は,通常の教員と同じく,講習を受ければ更新できることにした
…ってなにそのリストって.自分はそのリストに載ってるのか? 載ってないのか? 誰が何をどう判断してるのか? 謎すぎる.

このため同省は教委に対し、ペーパーティーチャーを含む免許取得者で教職に意欲を持っている人をできる限り把握し、人材を機動的に活用する体制を整備するよう求めていく。
とあるけど,今後,教委からアンケートでも来るのかね.でもあれだけ苦労して取得した免許だから,リストに載せて欲しいかと問われたら大半がイエスと答えて,結局リストは形骸化するんではないだろうか.

それとも,実際に代替教員としていつでもスタンバイ OK な人材だけがリストに載れるのだろうか.だとすると自分を含め相当な人数が失効するね.これじゃあ教員免許取る学生がかなり減るだろうなあ.



ああ,最近のエントリ嘆いてばっかりだ orz